全世界で聴かれているNHK WORLD‐JAPANのラジオ番組で、17の言語に翻訳して朗読された作品のなかから、人気作家8名の短編を収録。
儿帳面な上司の原点に触れた瞬間。独り暮らしする娘に母親が贈ったもの。夫を亡くした妻が綴る日記...。
異国の人々が耳を傾けたショートストーリーの名品、オリジナル文庫アンソロジー。
海の向こうに暮らす人々に、私たち日本人の愛すべき姿を細やかに伝えた好編が、オリジナル文庫として登場!
「1日の読書タイムをはじめるきっかけになり、コツコツ読み進めました」
「劇的な何かが起こるわけではないが、だからこそずしんと響いてくる」
「贅沢な1冊」といった反響がネット上で見られる。
1日がんばった自分に、たった10分だけでもごほうびをあげたい。ほんの少しでも、ゆったりとしあわせな時間を過ごしたい。そんな願いをかなえてくれる本。
目次
清水課長の二重線:朝井リョウ
旅する本:石田衣良
愛されすぎた白鳥:小川洋子
鍋セット:角田光代
迷子/物件案内:坂木司
バスに乗って:重松清
マッサージ/日記:東直子
アンデスの声:宮下奈都