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超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略/岡田斗司夫【ガイド・目次】

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Googleやfcebookの採用基準、実は「いいひと」です!

「いいひと戦略」とは、21世紀の超情報社会において個人が生き延びる最適戦略です。
ネット時代である現代のリスク管理です。
いいひとだよ、という評判こそ個人戦略上、最も手堅く強い効果を発揮します。
では「いいひと」になるには、どうしたらいいのでしょう?
本書を読み終わるころには、きっとあなたも「いいひと」戦略の有利さに気づいて、誰彼かまわず教えてあげたくなっているはずです。だって、それが「長期的にみたら、あなたの利益を最大化する方法」なんだから。


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目次

序文

第0章:ネット世代から「いいひと」が生まれている」

はじめに
「いいひと」になろう
ハイパー情報化社会と評価経済社会
ホリ工モン「イヤな人」から「いいひと」へ
「いいひと戦略」の本質

第1章:評価経済社会の到来

人類の歴史の大部分は「評価社会」
評価経済社会を支えるインターネット
ビジネスはダメな業界
お金は非効率
広告出稿量の減少
シェア評価はお金を生む

第2章:自己啓発の格付け

自己啓発本に意味はあるのか
金持ちになる
頭が良くなる
情報通になる
有名になる
3つの恵み

Good natured person(人柄がいい・いいひと)

私は、自著『いつまでもデブと思うなよ』の中で、「デブは太る努力の結果だ」と書きました。
この理屈は、そのまま性格にも当てはまります。性格は「戦略」の結果に過ぎません。性格というのは、生まれつきのものであって、癖のようなものだと考えられています。
が、それは誤解です。

毎日毎日、楽観的あるいは悲観的に考えたり、行動したりするように努力した結果、自分で作りあげた思考パターンを、私たちは「性格」と呼んでいるのです。
何事も悲観的に考えている人は、悲観的思考とそれに基づいた行動こそが自分の利益を最大化しダメージを最小化する唯一の方法だと考えます。逆に、楽観的に考えている人は、楽観的思考や行動が利益を最大化しダメージを最小化すると考えています。どちらの「性格」も、自分が選択している「戦略」の方がトクだと考えている点で同じです。ただ悲観的戦略をとることは、精神的に損だという違いがあります。

悲観的な人は、こんなふうに考えているはずです。「楽観的に成功を夢みて失敗したら、プラス100からマイナス100まで落ち込んじゃうじゃないか。でも最初からマイナス20くらいに考えておいたら、結果が悪くてもマイナス80しかダメージを受けない。もし楽観的に考えていたら、あとでマイナス200もダメージを受けることになる。落ち込まなきゃいけない。それは絶対に損だ」、と。
以前は、私もそう考えていました。でも、最近はあえて楽観的戦略をとるようにしています。

たとえば試験発表が1週間後にあると考えてみましょう。今日から1週間、「マイナス20にちがいない!」と思っていたら、マイナス20×7で、合計マイナス140になってしまう。仮に、良い成績が取れてプラス100になっても、1週間のトータルでみると結局マイナス40になってしまう。毎日失敗することばかり考えているから、たとえ成功したとしても、結果的にしんどい思いをする時間が多くなってしまうんですね。これでは、せっかく合格したとしても、あまり幸せとはいえません。
これまで悲観的性格や楽観的性格は、単に人生に対する戦略であり、生き方の選択でした。どちらを選択しても、それほど大きなちがいはなかった。でも今後、悲観的戦略はより損な戦略になっていきます。世界中の人に、悲観的なキャラだと認知されてしまうからです。
悲観的な人と仲良くなりたい人は稀です。イヤな人と同じように、悲観的なことばかり言う人と付き合うのはしんどいものです。こちらのやる気や精神的余裕がどんどん失われていきます。たとえ馬鹿だとしても、楽観的な人の方が付き合いやすいし、モテるのが現実じゃないですか。誰だって、会話しているだけで元気になってくるような人と付き合いたいですよね。悲観的なキャラは、これからどんどん割に合わなくなってくるはずです。

第3章:評価戦略

古代の日本は、弱肉強食の世界でした。
苦労して耕し育てた土地や食料が野盗や賊によって襲われる。当時は、警察のような警備サービスはなく、自分や家族の身は自分たちで守らなければなりませんでした。
野盗や賊は強奪のプロです。ただの農民が敵う相手じゃない。かといって、黙っているわけにもいかない。目の前では、妻や食料が力尽くで奪われているのだから。大切なものを守るために、農民達は武術を学び、武士になる者も出てきました。大勢で戦ったほうがより防御力が上がるので、「武士団」と呼ばれる組織を作って自衛するようにもなりました。
武術という攻撃力と、組織という防御力で、身を守ったわけです。

近代の日本も、同じく弱肉強食の世界でした。
誰もが損得勘定で動き、財布の中身を狙っています。オレオレ詐欺のようなものからテレビの通販番組のようなものまでありますが、誰かのお金を狙っているという点では変わりがありません。
明治政府がドイツやフランスの法典を真似して作った近代法によって、市民は暴力から身を守れるようになり、身の危険はなくなりました。しかし、身の安全が保証された代わりに、今度はお金を稼ぐための攻撃力と、お金を守るための防御力が必要になりました。この2つの力を磨くことで、男性は「一人前の男」と見なされました。一家の大黒柱である父──家長が家庭を治めていられたのも、この時代の特徴です。

ビジネスセンスとは何か?
ハイパー情報化社会における「格付け」
相互レビュ一社会へ
インターネットという暴力空間
「評価戦略」は現代の武道

「評価戦略」と「いいひと戦略」

「でも本当のいいひとは、『戦略』なんて考え方をしないんじゃないの?」
そう反論する人もいるでしょう。
鋭い、その通り!(笑)「本当のいいひと」は、こんなズル賢いことは考えないはずです。でも私がおすすめするのは「本当のいいひと」になることではありません。満員電車に乗れば椅子に座りたいと思うし、人に嗤われれば強烈な一撃をお見舞いしてやりたいとも思う。そんな「普通の人」だからこそ、思いついた戦略なのです。
断言しましょう。「いいひと戦略」をするのに、「本当のいいひと」である必要はありません。
私たちは、『クリスマス・キャロル』に登場するスクルージのような守銭奴ではありませんよね?
ビジネスだから商品を売ればお金を貰いますけど、「しめしめ、儲かったぞ!」とは考えませんよね?
「どうもありがとうございました」とお礼を言って、今日も仕事したなと思うだけではないでしょうか。守銭奴にならなくてもちゃんとビジネスができるように、「本当のいいひと」にならなくても、「いいひと」のように振る舞えるはずです。だって、これは「戦略」に過ぎないのだから。

第4章 「いいひと」戦略への反論

「いいひと」戦略への反論
「本当のいいひと」じゃない
メッキはすぐに剝がれる
「いいひと」は損をする
モテない「いいひと」の定義が分からない

第5章:いいひと戦略

イヤな人になる努力をやめる
A 欠点を探す
B 改善点を見つけて提案する
C 陰で言う
D 悪口で盛り上がる
E 悲観的・否定的になる
F 面白い人、頭の良い人、気の合う人だけで集まる
「いいひと戦略」
助走:フォローする
離陸:共感する
上昇:褒める
巡航:手伝う、助ける、応援する
再加速:教える
軌道到達:マネー経済から抜け出す

第6章:評価経済社会で生きる

単職モデルと多職モデル
クラウド市民・達磨さん
月3万円ビジネス
3C
キャラクター上場
3つのリスト
MacBookAirを貰ったニートのphaさん
「いいひとコミュニティ」を作ろう
そして「いいひと文明」ヘ

第7章:質疑応答

後書き

電子版おまけあとがき

 


 

 

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