「老子現代現場訳」 一覧

【老子 第25章】有物混成~それを人は『道(タオ)』と呼ぶ

2019/06/25   -老子現代現場訳

物有り混成し、天地に先だちて生ず 仮称:道 道(タオ)――天地に先立つ存在――大いなるもの 万物の根源に存在し、万物を万物たらしめている何かがある。 それは対立を絶したもので、名づけようがない。 しか ...

【老子 第24章】企者不立~自然体でいきましょう

2019/06/24   -老子現代現場訳

企つ者は立たず、跨かる者は行かず   無理をしないで、自然にまかせよ。 無為とは、人為人知のさかしらを捨てて、あるがままに振る舞うことであり、 あるがままに振る舞って無理をしないことである。 ...

【老子 第23章】希言自然~沈黙のすゝめ

2019/06/23   -老子現代現場訳

希言は自然なり 沈黙のすゝめ 無為の徳をたたえ、なかんずく不言の徳を讃美する。 『雄弁は銀、沈黙は金』 [トーマス・カーライル:衣装哲学] 雄弁は大事であるが、沈黙すべき時や、 その効果を心得ているの ...

【老子 第22章】曲則全~右から左へ受け流す唄

2019/06/22   -老子現代現場訳

曲なれば即ち全し 「曲全の教え」と称されるこの一句は古語であるが、 これがこの章の本旨であり、柔弱謙下を持することの効用を述べる。 樹木は曲がりくねることによって伐採を免れて天寿を全うする。 しゃくと ...

【老子 第21章】孔徳之容~タオの本質とは

2019/06/21   -老子現代現場訳

孔徳の容、惟れ道に是れ従う 肉体の感覚・知覚によっては捉えることのできない 道(タオ)の姿ありさまを、瞑想によって浮かんだまま 様々に形容し、更にその働きの偉大さを説く。 大徳を具えた人の動静は、 ひ ...

【老子 第20章】絶學無憂~脱学問のすゝめ

2019/06/20   -老子現代現場訳

学を絶てば憂い無し 机上の理論、学問だけがすべてではない。 理論理屈にこだわり過ぎると物事の本質が見えなくなる。 学問などするなとはいわないが、 人々を混乱に貶めるような学問など、棄ててしまえばいい。 ...

【老子 第19章】絶聖棄智~素朴に帰ろう

2019/06/19   -老子現代現場訳

聖を絶ち智を棄つれば、民の利は百倍す 素朴に帰れ 純樸を保ち私欲を無くす。 聖智・仁義・巧利を棄て去ることが、 道(タオ)にかえるゆえんである。 道(タオ)は、聖智・仁義・巧利など、 粉飾されたもので ...

【老子 第18章】大道廢~大道廃れて仁義有り

2019/06/18   -老子現代現場訳

大道廃れて仁義有り たとえば、イエズスさまが愛を説いたということは、 人びとに愛などなかったからである。 そして、イエズスさまの教えが、 今でも輝きを失わないのは、 人びとに愛などないからである。今で ...

【老子 第17章】大上下知有之~『自分の思い通り』は最低の人

2019/06/17   -老子現代現場訳

大上は下之れ有るを知るのみ 自然(じねん)=自ずから然る 最上の政治は、無為の化に待つべきものであることを述べ、 徒に言語を以て人に説くことの過ちなることを教えている。 身近な家庭において、所帯主とし ...

【老子 第16章】致虚極~大海の一滴

2019/06/16   -老子現代現場訳

虚を致すこと極まり、静を守ること篤し 根から出て根に帰る―永劫回帰 虚静。 静かということが、人間並びに天地の真の姿である。 その静かなる姿に立ち帰れば、万事は滞りなく済むものである。 而してその静か ...

【老子 第15章】古之善爲士者~タオなる人の心持ち

2019/06/15   -老子現代現場訳

古の善く士たる者は、微妙玄通にして深くして識る可からず 前章の、道(タオ)が把捉すべからざるものである との説明を承けて、その道(タオ)を体得した人が、 これまた把捉すべからざる姿のものであることを述 ...

【老子 第14章】視之不見~直観で捉えたタオは言葉で説明できない

2019/06/14   -老子現代現場訳

之を視れども見えず 感覚によっては捉えることのできない、 瞑想中に浮かぶ道(タオ)の姿。 把捉するべからざるもの、軽重もなく、名づけようもなく、 所在も分からぬものであるが、万有を支配する力のあるもの ...

【老子 第13章】寵辱若驚~八風吹けども動ぜず

2019/06/13   -老子現代現場訳

寵辱に驚くが若くし、大患を貴ぶこと身の若くす   人は寵辱得喪(ちょうじょくとくそう)に心を奪われるべきではなく、 真に自我の貴ぶべきことを自覚して、 その自重の下に立つことが必要なのでであ ...

【老子 第12章】五色令人目盲~夢も目標も持たない幸せ

2019/06/12   -老子現代現場訳

五色は人の目をして盲ならしむ 快楽主義への警告/無欲のすゝめ 人間に欲があるのは生きるために必要だからである。 無欲とは、欲がないということではなく、 欲を捨てよということでもなく、今満ち足りているか ...

【老子 第11章】三十輻共一轂~無用の用

2019/06/11   -老子現代現場訳

三十輻、一轂を共にす 『無用の用』 人が道を歩くとき、実際に利用するのは足で踏む部分だけである。 足もとにある地面がなければ、人は大地に立っていられないから、 足もとのある地面、これは有用である。 立 ...

【老子 第10章】載營魄抱一~花は無心にして蝶を招く

2019/06/10   -老子現代現場訳

営魄に載りて一を抱き、能く離るること無からんか 抱一(ほういつ)の思想 道(タオ)と一体となっておれば何も問題はない。 道(タオ)と離れなでおったらどんなものだろう。 それが一番いいのではなかろう乎、 ...

【老子 第9章】持而盈之~強欲な人は満足を知らない

2019/06/09   -老子現代現場訳

持して之を盈たすは、其の已むるに如かず 満足を知ること。 満足を知ることは、争わざるの徳の現れであり、 それが道(タオ)に叶うものである。 一度贅沢な生活に慣れてしまったら、元には戻れない。 月給10 ...

【老子 第8章】上善若水~水のように

2019/06/08   -老子現代現場訳

上善は水の若し 道(タオ)の在り方として柔弱謙下(じゅうじゃくけんげ)の教訓として、 最も重視されるのは、絶対に争わないということである。 争わないことを心がけていれば何も問題はない。 水のように、下 ...

【老子 第7章】天長地久~『生きないで生きる』智慧

2019/06/07   -老子現代現場訳

天は長えに、地は久し 人為を用いざることが道(タオ)に則るゆえんである。 かえって能く生きる、と老子は教える。 何事も自分を中心に考え、 自分の思い通りになることを望み、 自分の利益のために他人を利用 ...

【老子 第6章】谷神不死~男はどうしても女に勝てない

2019/06/06   -老子現代現場訳

谷神は死せず。これを玄牝と謂う 谷は低い卑しいものであり、 あらゆる水などの流れ込むところである。 その谷の姿は道(タオ)のありかたに似る。 道(タオ)は尽きざる生命を持ち、無限の働きをなす。 谷神と ...

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