「老子現代現場訳」 一覧

【老子 第61章】大國者下流~ほんものは謙虚

2019/07/25   -老子現代現場訳

大国は下流なり 強大を誇る大国は、むしろ謙虚な態度を持するがよく、かくすれば天下の小国はみなこれに随従すべきことを、河の流れと女性とに喩えて教えたものである。 [諸橋轍次] 力量あるものが謙虚であれば ...

【老子 第60章】治大國~最高のチョイスはおまかせコース

2019/07/24   -老子現代現場訳

大国を治むるは、小鮮を烹るが若し 国を治めるには無為自然にまかすがよく、無為自然にまかせておれば、おのずから国が治まって水旱(すいかん)などの災難もなく、又人民が悪魔祓いなどをする繁雑(はんざつ)さも ...

【老子 第59章】治人事天~嗇(ものおしみ)の徳

2019/07/23   -老子現代現場訳

人を治め天に事うるは、嗇に若くは莫し 嗇(ものおしみ)の徳。 政治のやり方と養生のし方とをあわせて説いたもので、その方法が精力を無駄遣いせぬ嗇の道に存することを述べている。 [諸橋轍次] 『精力善用・ ...

【老子 第58章】其政悶悶~相対世界の住人

2019/07/22   -老子現代現場訳

その政悶悶たれば、その民は醇醇たり 世に言う禍福善悪はすべて相対的なものにすぎない。 道(タオ)に通じた者は、このことを知っているから自分のみが正しいとして他人に押し付けたりはしない。 他人の心を蹂躙 ...

【老子 第57章】以正治國~キレイゴトでメシを喰う

2019/07/21   -老子現代現場訳

正を以って国を治め、奇を以って兵を用い、無事を以って天下を取る 無為・無事がむしろ天下を治める自然の道であることを述べたものである。 [諸橋轍次] 「キレイゴトじゃあメシ喰えないよ」 「キレイゴトだけ ...

【老子 第56章】知者不言~分かる人にだけ分かる真の知者

2019/07/20   -老子現代現場訳

知る者は言わず、言う者は知らず 真の知者は言葉数が少ない。 尋ねられれば答えるが、知をひけらかして他人に押し付けるようなことはしない。 べらべらだらだらしゃべくる者は大概、知のない者と相場が決まってい ...

【老子 第55章】含徳之厚~ハートで生きる

2019/07/19   -老子現代現場訳

含徳の厚きは、赤子に比す 人間が天から得た一元気を失わぬことの必要を述べている。 而してその一元気を失わぬためには、赤子の如く無心であり、無欲であり、柔弱であることが大切である、と諭している。 天から ...

【老子 第54章】善建者不抜~安泰は道(タオ)の王道

2019/07/18   -老子現代現場訳

善く建てたるは抜けず、善く抱けるは脱せず 真の道は確固として長久である。この道を習得し実践すれば、一身から天下・国家にいたるまで安泰である。 [木村英一] 儒教の根本精神である『修己治人(しゅうこちじ ...

【老子 第53章】使我介然有知~奢侈の戒め

2019/07/17   -老子現代現場訳

奢侈の戒め 人に大道を行くことの貴さ、径(こみち)を行くことの誤りなることを諭したものである。 [諸橋轍次] 大道はもとより平坦であり、そこには小細工など要しない。 政治も同じこと。淡々と行えばよく、 ...

【老子 第52章】天下有始~母なる道(タオ)に還ろう

2019/07/16   -老子現代現場訳

母なる道(タオ)に還ろう 人間の心は道から出て来たものであるから、従って耳口目腹の欲望を杜絶し、心眼を開くことが、修養の極意であることを述べている。 [諸橋轍次] 道は万物の母である。この母の無為の教 ...

【老子 第51章】道生之~玄妙な徳

2019/07/15   -老子現代現場訳

道これを生じ、徳これを蓄い、物これを形づくり、器これを成す。 万物を生ずる道、及びその万物を育成する徳の本質を明らかにし、なかんずく徳が、自己の力を恃まないところに幽玄なる有り難さのあることを述べたも ...

【老子 第50章】出生入死~必死になってリラックスする人たち

2019/07/14   -老子現代現場訳

生に出でて死に入る 生きとし生けるものは生まれた瞬間から死に向かうが運命である。 人間が生まれると生まれてから死ぬまで様々なドラマも生まれる。 死生のタイプを大きく三つに分けることができようか。 ひと ...

【老子 第49章】聖人無常心~そのまま・このまま・あほのまま

2019/07/13   -老子現代現場訳

聖人は常に心無く、百姓の心を以って心と為す 民の心を心とする 『政治は民の心を心とせよ』 為政者に限らず、経営者、組織のトップに通じるコトバ。 道(タオ)に通じる人は、ある特定の考えに固執することがな ...

【老子 第48章】爲學日益~『為るものは為る』の法則

2019/07/12   -老子現代現場訳

無為の徳 アタマで生きている人は知識を得て多くのものを身につけるけれども、道(タオ)から、だんだん遠ざかっていく。 ハートで生きている人は、難しい話題にはついていけないけれど、道(タオ)にどんどんどん ...

【老子 第47章】不出戸~愚道者たち

2019/07/11   -老子現代現場訳

戸を出でずして天下を知り シューキョーにハマり、 キョーソの言いなり嬉々として動き、働き、 キョーソのコトバを受け売りする者たち。 自分のコトバがない。 喰って寝て垂れて動く、生臭いロボツト。 自分の ...

【老子 第46章】天下有道~生きてるだけでありがたい

2019/07/10   -老子現代現場訳

天下に道有れば、走馬を却けて以って糞し 自分の思い通りにならないと気のすまない人。 『おれが正しい、あたしが正しい』の人。 他者をコントロールしようとする人。 ないものねだりの人。 自分で騒乱の種を撒 ...

【老子 第45章】大成若缺~自分、不器用ですから

2019/07/10   -老子現代現場訳

大成は欠くるが若く、その用は弊れず 古い奴だとお思いでしょうが、古い奴ほど新しい物を欲しがるもんでございます。 何処に新しい物がございましょう。 生まれた土地は荒れ放題、今の世の中、右も左も真っ暗闇じ ...

【老子 第44章】名與身孰親~足るを知る者は他人を利用しない

2019/07/08   -老子現代現場訳

名と身と孰れか親しき、身と貨と孰れか多れる カネも名誉も『命あっての物種』 こんなあたりまえのことをどうして人は忘れてしまうのだろう。 カネは使って(出して)こそ価値があるものだが、貯め込んむばかりで ...

【老子 第43章】天下之至柔~柔弱ハ不定形ナリ

2019/07/07   -老子現代現場訳

柔弱不定形 水はあらゆる状況に応じてカタチを変えながら、蒸発、拡散、凝集、循環し、あらゆるところに存在する。 枠にはまっているようで枠にはまらない。 最も柔らかく弱弱しく見える水も、時として頑強堅固な ...

【老子 第42章】道生一~かっぱぎゲームの末路

2019/07/06   -老子現代現場訳

道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず。 『無』である道(タオ)から生じた『有』を「一」とする。 この「一」は易でいうところの太極。 『太極、両儀を生じ』、即ち陰陽「ニ」を生じる。 ...

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