「老子現代現場訳」 一覧

【老子 第41章】上士聞道~本当に大きいものは完成することがない

2019/07/05   -老子現代現場訳

上士は道を聞きては、勤めてこれを行なう 弱肉強食(弱貧強富)のこの憂き世では、有為の教えがありがたがられる。 あえてことさらなことをしない道(タオ)の教えは、有為の人たちからみると、 訝しがられたり、 ...

【老子 第40章】反者道之動~有は無より生ず

2019/07/04   -老子現代現場訳

反は道の動、弱は道の用 反(根源への復帰)は道(タオ)の原理である。 やさしさ、感謝、思いやり、おだやか、しなかや、たおやか、控えめ、柔弱こそ道(タオ)の働きである。 憂き世でいう強は、実は弱いもので ...

【老子 第39章】昔之得一者~得一の思想とは

2019/07/03   -老子現代現場訳

昔の一を得る者、天は一を得て以って清く 得一の思想。 「一」とは、一元気、陰陽の未だ分かれざるもの。 差別もなく、彼此もない。 貴いものは賎しいものと比較してこそ貴いものとラベリングされる。 高いもの ...

【老子 第38章】上徳不徳~真の徳とは

2019/07/02   -老子現代現場訳

上徳は徳とせず、ここを以って徳あり。 作為策略がなく、言動に思いを込めハートで生きている人、為した行いによって何かのためにする利用心のない人を上徳とし、その反対の者、なんでも自分の思い通りにしたい、言 ...

【老子 第37章】道常無爲~無為にして為さざるは無し

2019/07/02   -老子現代現場訳

無為にして為さざるは無し 為さざること無き、無為。 大自然のいとなみは、道(タオ)の働きによって、自ずから然り、ただ淡々と無心になされる。 人間のように何らかの使命感や目的意識持ったり、作為、打算的意 ...

【老子 第36章】將欲歙之~ゴム風船と紙風船

2019/07/01   -老子現代現場訳

将にこれを歙めんと欲すれば、必ず固くこれを張れ 微明の道。 明らかなものを微かにして現さないこと、 聡明を蔽い隠すことの最も大切であることを解き明かす。 ひとときの情報販売でカネをつかんだ奴が何を勘違 ...

【老子 第35章】執大象~シンプルイズフォーエバー

2019/07/01   -老子現代現場訳

大象(たいしょう)を執(と)れば、天下往(ゆ)く たとえば音楽。 ヒーリングミュージックと冠された音楽は確かに人の心を和ませる。 こともある。 けれど、あまりにも押し付けがましく、これであなたも癒され ...

【老子 第34章】大道汎兮其可左右~自己イメージのない人の偉大さ

2019/06/30   -老子現代現場訳

大道は汎として、それ左右すべし 道(タオ)は無欲無心であるからこそ偉大である。 道(タオ)を心得た人は功を以て功と考えないから、 真の偉大さが出来る。 ------------------------ ...

【老子 第33章】知人者知~己れを知り己れに勝て

2019/06/30   -老子現代現場訳

人を知る者は智、自ら知る者は明なり 欲望を抑えるには、まず自分の限界を知る。 足るを知るためには、まず己れを知らなければならない。 足るを知ったら、己れに勝つことが必要である。 ----------- ...

【老子 第32章】道常無名~樸という生き方

2019/06/29   -老子現代現場訳

道(タオ)は常に無名の樸なり 樸(あらき)は君主となれるが 器(うつわ)は臣下にしかなれない 樸(あらき)のように、無限のエネルギーを持ちながら、 自分から動こうとしない何かを、 仮に道(タオ)と名づ ...

【老子 第31章】夫佳兵者~戦争に勝っても負けても悲しい

2019/06/29   -老子現代現場訳

夫れ兵は不祥の器、物或いはこれを悪む いくさは ひとごろし いがいの なにものでもない。 ------------------------------------------------- 【参考文献 ...

【老子 第30章】以道佐人主者~老子の非戦論(戦争論)

2019/06/28   -老子現代現場訳

道を以って人主を佐くる者は、兵を以って天下に強いず 老子の非戦論(戦争論) 武力は本来道(タオ)にそぐわぬもの。 用いるときにも、最小限に止めておくべきである。 力をたのみとした強引さだけでは、何事も ...

【老子 第29章】將欲取天下而爲之~無為のすゝめ

2019/06/28   -老子現代現場訳

将に天下を取らんと欲してこれを為すは、吾れその得ざるを見るのみ 無為のすゝめ 無為の徳を讃え、積極を斥けた教である。 作為的な行為には永続性がない。 さまざまに変化するこの世の事態に対応するには、 自 ...

【老子 第28章】知其雄~偉大なるデクノボー

2019/06/27   -老子現代現場訳

その雄を知りて、その雌を守れば、天下の谿と為る 偉大なる樸(あらき)への道 素朴(デクノボー)への回帰 柔弱・謙虚・素樸 雌牝=女性的な柔軟、柔弱さ 谿谷=谷間の謙虚さ 嬰児=みどりごの素樸、純真さ ...

【老子 第27章】善行無轍迹~言うだけ見せるだけの人

2019/06/27   -老子現代現場訳

善く行くものは轍迹なし 『陰徳積善』とはいうものの、そこに作為があったなら、徳も善もあったものではない。 陰に隠れて善い行いをすれば天国・極楽にいけるからとか、自分の運をよくするためとか、 それって、 ...

【老子 第26章】重爲輕根~軽挙妄動への戒め

2019/06/26   -老子現代現場訳

重きは軽きの根たり、静かなるは躁がしきの君たり 軽挙妄動への戒め 草木について考えてみると、根は重く、枝葉は軽い。 すなわち、重いものが軽いものの根となっているのである。 重いものが軽いものの根底・根 ...

【老子 第25章】有物混成~それを人は『道(タオ)』と呼ぶ

2019/06/25   -老子現代現場訳

物有り混成し、天地に先だちて生ず 仮称:道 道(タオ)――天地に先立つ存在――大いなるもの 万物の根源に存在し、万物を万物たらしめている何かがある。 それは対立を絶したもので、名づけようがない。 しか ...

【老子 第24章】企者不立~自然体でいきましょう

2019/06/24   -老子現代現場訳

企つ者は立たず、跨かる者は行かず 無理をしないで、自然にまかせよ。 無為とは、人為人知のさかしらを捨てて、あるがままに振る舞うことであり、 あるがままに振る舞って無理をしないことである。 己の本来の在 ...

【老子 第23章】希言自然~沈黙のすゝめ

2019/06/23   -老子現代現場訳

希言は自然なり 沈黙のすゝめ 無為の徳をたたえ、なかんずく不言の徳を讃美する。 『雄弁は銀、沈黙は金』 [トーマス・カーライル:衣装哲学] 雄弁は大事であるが、沈黙すべき時や、 その効果を心得ているの ...

【老子 第22章】曲則全~右から左へ受け流す唄

2019/06/22   -老子現代現場訳

曲なれば即ち全し 「曲全の教え」と称されるこの一句は古語であるが、 これがこの章の本旨であり、柔弱謙下を持することの効用を述べる。 樹木は曲がりくねることによって伐採を免れて天寿を全うする。 しゃくと ...

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