主観的過ぎる『食べログ』レビュー

花見だんごは永遠に/『食べログ』非公開レビュー【自主規制】

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Kさんは突然一人で笑い出すときがある。
思い出し笑いの時もあれば、他人の所作を見て可笑しくてなって腹をひくひくさせているときもある。
どっちなのか分からないので、いつも「ナンデスカ」と感情を交えずに尋ねることにしている。
頭がおかしくなったのじゃないかという疑惑の思いで尋ねるとどうもそれがわかるらしく、怒った顔で返答されたことがあったので、今はあたりさわりのないようカタコトで尋ねることにしている。

また、Kさんは突然虚空に向かって、ちあきだんご、ちあきだんご、とうわ言のようにいっているのを何度か聞いていた。
俺に向かってしゃべっているのではないことが明らかなので見てみぬ振りをしていたが、あまりに気になるものだから先日ついに勇気を出して尋ねてみた。

Kさんの日常会話は、主語をすっとばしていきなりを述語を繰り出したり、5W1Hのどれかが見事に抜け落ちていたり、指示代名詞を多用するので、テレパシー使いでないかぎり、しつこいくらいに聞きなおさないと真意がわかりかねる。
名詞をいきなりぽーんと投げつけられても前後の文脈がまったくないので推測することも困難なのである。

ところで、このちあきだんごという単語から、Kさんが何を所望しているのかは大体わかっていたのだが、おしゃべりしたいという素振りがミエミエだったので、何も知らない純情そうな顔をして尋ねてみたのである。

「チ、アキ、ダンゴ?」
「うん、ちあきだんご」
「これ、おいッ~しぃンだから」
「買ってきようかしら」
「ドコデ買エルノデスカ」
「う~ん、どこだっけかナ。あっちのほう行けばあるかも、ね」
「アッチ……」
「うん、あっち行ったときネ探してみる、おいッ~しぃンだから」

その後、所用で鴻巣に行くことがあり、その車中でちあきだんごの話で盛り上がったことは云うまでもない。たまたま同乗していたY氏がちあきだんごの店を知っていたので、すぐにお店が見つかり事なきを得ました。
出来たてのだんごをお土産用に沢山買いまして、早速車中で食べました。

俺は普段だんごなどの和菓子を好んで食べるほうではないので、自らの意思でだんごを買って食べることはまずありません。間食の習慣がないので、茶菓子なども食べることもまずありません。
もち米も特別好むほうではありませんので、赤飯やおこわなど進んで食べることもまずありません。
そんな俺が久しぶりにうなってしまっただんごでした。

児童の頃、よくだんごを食べたものでした。
花見の時に頬ばっただんごの味と食感は今でも鮮明に思い出せます。
あんこ、しょうゆ、ずんだん、ともて旨かったなあ。

でも、この千明だんごは、児童の頃存分に味わったあのだんごより、格段旨かったのです。
まず、搗き立てのお餅のようなやわらかさと食感があり、少し焦がしたところ絶妙の醤油だれの絡み具合がとてもグゥ~です。

大切なお客様へのお茶受け、贈り物に最適。きっと喜ばれる一品になるのではないでしょうか。


千明だんご@北鴻巣店:https://tabelog.com/saitama/A1104/A110401/11024556/

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