【ひとりさん】仮に、はなゑちゃんが自分の願いを叶えたくて、どこかのお寺で護摩をたいてもらうとするよ。
そうすると、はなゑちゃんの後ろのほうで、鉦やなんかジャンジャン、ジャンジャン鳴らしてだよ。
お坊さんが紫の衣なんか着て、お経なんかをウワァーって、あげてると、「こんなにスゴい人がやってくれてるんだから、ゼッタイ、効くんだ」と、はなゑちゃんは思い込むんだよ(笑)
【はなゑ】「効く!」と思い込むことによって願いが叶う、という仕組みになってるのよ。
【ひとりさん】そうそう。
つまり、思い込んだのは、自分なんだよな。
わかるかい?自分で自分の願いを叶えてるんだ、って言ってんの。
人間にはね、顕在意識の下に潜在意識というのがあるんだよ。
で、その下に「超意識」というのがある。
この超意識が「真我」というヤツなの。
ここに願いが到達しちゃうと、叶うようになってんだよ。
簡単にいうと、自分の中に神がいるから、そこに願いが到達しちゃえばいい。
到達する方法は2つあるの。
たとえば、健康に関するお願いごとがあるとする。
「わたしをどうか、健康にしてください」と、あなたはお願いをした。
「健康にしてください」ということは、「わたしは今、病気です」というのをオーダーしたのと同じなんだよな。
つまり、自分のオーダーしたものが出てくるんだから、出てくるものは病気。
ちなみにいうと、漠然と思ってることでもオーダーになっちゃうんだよ。
漠然とでも、不幸そうなことを思ったり、言ったり、不幸そうなオーラ、波動を出してると、自分の中にいる内神(うちがみ)がそういう現象を引き寄せる。
ともかく人間の思いが現実になるのが、宇宙の摂理なんだよ。
だから、あなたのところに「病気」が返ってくるんだよね。
つまり「健康にしてください」では、治りづらい。
だから、お願いごとは過去形で言わなきゃならない。
「病気が治りました」とか。
「健康にしていただいてありがとうございます」って言うんだよ。
そのことが、その思いが真我に到達すれば、願いは叶う。
それと、もう1つ。
病気というのは、魂の成長の糧になることが多いんだよ。
病気になったほうが、魂が成長しやすい場合がある。
そういう人は、魂が成長するまで治らないことが多い。
だから、人は天罰がくだって、病気になるんではないんだよ。
魂の成長になりやすいから病気になる。
【ひとりさん】まず、神はゼッタイにお金を要求しないんだ、って。
このことだけは覚えておいてよ。
神さまは買い物に行ったりしないから、お金はいらないの。
だから、あなたがいくらお布施しようが、おさい銭あげようが無駄(笑)
運勢がよくなるなんてゼッタイにないよ。
だって、そうだろ、お金もらったって、神は使えないんだから(笑)
【はなゑ】この宇宙を創るぐらいの、計り知れない力をもっている神がお金を必要とすることはない、ってことなの。
【ひとりさん】ただ、ひとりさんは神社やお寺に行っても、ゼッタイ、何がなんでもお金を出さない、というんじゃないの。
オレだって、おさい銭をあげたりするんだよ。
それは、神社とかお参りに行って、手を合わせるときでも、何にもないところで手を合わせたって、その気になりづらいよね。
いや、ムードって、大事なんだよ、ホントに(笑)
それなりのムードを出そうと思ったら、やっぱり、建物とか庭とか、それなりに整備してかなきゃなんないから、神社とかお寺は、大工に手間賃を払ったり、材料代を払ったり、いろいろお金をかけてるんだよな。
だから、オレはそこの神社とかお寺の建物やそこを守っている人のために、おさい銭をあげたりしてるんだよね。
まつってある神さまだとか、仏さまにあげてんじゃないんだよ。
【はなゑ】冷静に考えてみて。
神さまに出したお金の額で、そこの神さまが願いを叶える、叶えないを、決めるんなら、それは神さまではないでしょう(笑)
【ひとりさん】第一、神はゼッタイお金を受け取らない。
神がオレたちにいつも言うのは、人にとって大切なものは、愛、命、そしてお金なんだよ。
なぜかっていうと、この体を維持しなきゃ、もし死んじゃったら、この世で魂の修行はできないんだよ。
だから、ご飯だって、ちゃんと食べなきゃイケないしな。
だからね、お金ってホント、大切なの。
【ひとりさん】こんなこと言うと、また怒られるだろうけど、今日は言っちゃおうかな(笑)
全部じゃないけど、たいがいの宗教で教えていることは、たとえば100のうち、99、正しいことを言うんだよ。
それで、残りの1個、ウソを混ぜるの。
そのウソが、お金は汚いものだ、って。
そういうふうな話し方をされると、「そうか、お金は汚いものなんだなぁ」って思わされちゃう。
ここに来る人たちは、みんな、やさしいし、勉強もちゃんとするの。
ただ、オレってほら、人相見だからさ、みんなの顔、見てると、わかるんだよ。
ダマされやすいタイプの人ばっかりなの(笑)
【はなゑ】わたしたち、まるかん社長たちも、昔はそうでした(笑)
だから、ひとりさんが、わたしたちに眼力をつけてくれてね。
「お金を汚いもののように語ったら、その人はウソをついてる」とか、ね。
【ひとりさん】みんなからお金を取ろうとして、「お金は汚いものだ」ってロクでもないこと、言うんだよ。
いいかい。
お金というのは神のひらめきでできたもので、汚いものではないんだよ。
そのお金を汚く稼いだり、汚く使ったりする人間がいるだけのことであって。
わかるかい?それから、もう1つ覚えておいて欲しいのは、神はゼッタイお金を要求しないんだよ。
この寺院、古くなってきたから、修理代、オレたち檀家が出しあって工面しましょう──というのはわかるよ。
ちゃんと筋が通ってる。
だけど、脅かすようなことを言って、金を出さないことが悪であるような気にさせて、金を取る。
他人に恐怖を与えるようなヤツは悪魔の使いだよ。
【はなゑ】真逆ですね、ひとりさんから教わった神さまは。
人間に安心としあわせを与えてくれる存在が神だ、って。
【ひとりさん】神は、お金も、信者も集めることを要求しない。
「信じてくれ」ということすら、言わない。
ただ、オレたちが勝手に神を信じてるだけで。
観音参りでもなんでも、レジャーで行くのは、いいんだよ。
いや、もちろん、おさい銭をあげるのもいいんだよ。
だけど、お金を多く出したから願いが叶うんだと思うのは、止しな。
いくらお金を出しても、神は金額が高いか、安いかで願いを叶えてくれるワケじゃないんだよ。
それから、オレは最近、よく言うんだよな。
「魂の夜明けがきたら、自分の中に神がいることがわかってくるよ」って。
そんなことを、オレが一生懸命、熱弁ふるってるにもかかわらず、だよ(笑)
ウチの人たちは、「天之御中主(あめのみなかぬし)さまをおまつりしてる、どこそこにお参りしてきました」とかって言うの(笑)
お参りするのは結構だけど、天之御中主さまは神社にいないよ。
あまりにもデカすぎて、神社の中には入れない、って(笑)
いいかい、よく聞いてよ。
本来、オレたちがおがむべきは自分の中にいる神なんだよ。
あなたが神さまなんだよ、あなたの中に神がいる。
あなたのために、いちばん、がんばってくれてるのは、他の誰でもない。
あなただよ。
神社に行くとさ、鏡が置いてあって、その鏡に神が映る、って言うけど、鏡をのぞいて見えるのは自分の顔なんだよね。
てことは、自分が神。
みんな、それぞれ、自分が神なんだよ。
前にあった、ホントの話だけどね。
ある人が入院してて、医者から「助からない」って言われてたの。
その人がね、ある日、「貯金通帳とかの、オレの金を、ぜんぶ現金にして、持ってきてくれ」って家族に頼んで、病院まで持ってきてもらったの。
で、その人、毎日、お金を数えてたんだって。
そしたら、だんだん元気になって治っちゃったの(笑)
それを見た、その主治医の先生が気のきいたことを言った。
「お金は薬より効きますね」って(笑)
いや、でもさ(笑)
オレ、わかるよ。
その人は苦労して苦労して、お金貯めたんだよ、きっとね。
それが病気になって、貯めたお金を1円も使わずに、このまま死んでいくのかと思ったらさ、バカバカしくなっちゃって、考え方が変わったんだよ。
楽しいことを考えてると、その人が出す波動も、楽しい波動になるんだよね。
そしたら、治っちゃった。
だから、楽しいことを考えてるときに自分から出てくる波動と、悲しいことを考えてるときの波動、この違いは大きいよ。
人生って、考えてること、自分が出してる波動で、ぜんぜん違っちゃうからね。
これからは魂の時代だからね、今まで以上に、波動どおりのことが起きてくる。
だから、この前、病気をしている人に、オレこう言ったの。
「あなた、考え方を変えてごらん、そしたら、よくなるから」って。
ところが、相手の人は「わたしのどこが悪いんでしょうか」って。
その考え方がイケない(笑)
真面目な人に限って、いい人に限って、「わたしのどこが悪いんでしょう」「直したほうがいいところがあったら、教えてください」って言うんだよ。
オレが言っているのは、そういうことじゃないの。
自分が楽しくなるようなことを考えなよ、って。
だから、入院して1日1万円、取られるんだとしたら。
そのぐらいのお金を使うんだとしたら、温泉へ行くとね、鯛やヒラメとかがついてくるんだよ(笑)
どうせお金を使うんだったら、病院より温泉へ行くほうが、断然、楽しいんだよ。
なんで、おかゆばっかり食べてて、お金を取られなきゃイケないんだ、って。
いや、病院から脱走して、温泉に行け!って、言っているんじゃないの。
だけど、そういうことを思ってたら、病人やってるのが急にバカバカしくなってくるだろ、って。
そしたら、バカバカしいと思ったときがチャンスなんだよ。
人間、バカバカしいと思ったことは止めちゃうんだよ。
だから、オレが「考え方を変えなよ」って言うのは、「こんなバカバカしいことなんか、やってられるか」って。
「病気して、こんなにもバカバカしいんじゃ、たまんない。
もう病人でいるのは止めよう」とかって思っちゃえばいい。
そしたら、快方に向かうようにできてるから。
ホントだよ。
元気になりたかったら、「病気なんか、もう止めよう」と決意するの。
そうすると、何かが変わってくるモンなの。
【ひとりさん】何をするんでも波動が、ムードが重要だな。
だから、ヘンな話、病人は病人らしくしちゃうから長引くの。
ホントだよ。
アレって波動、ムードの問題。
あの病人らしいムードが、病が長引く原因の1つだから、ムードをなんとかすりゃいいんだよ。
ムードなんて、どうにでもなるんだから。
たとえば、これも実話なんだけど。
「末期がんです」って、医者に言われてた人がいたの。
その人、他のがん患者さんみたいに、1日中、ベッドに横たわっていなかった。
毎日毎日、病院のまわりを胸を張って歩いてたんだって。
そしたら、治っちゃったんだよ。
ホントなんだよ。
だから、病気ってね、気持ちがマイったりしちゃうとダメな。
いいかい。
たとえば、自分が何かの病気になった。
病気って、病気になることで魂が成長しやすい人がいるんだよな。
だから、成長させればいいんだけど、ここで1つ問題があるの。
この病気をもらって、わたしはどうやったら魂を成長させられるんだろうか、何の因果でこんな病気になったんだろう──そんなこと考えてると、どんどん暗くなっちゃうんだよ。
止しな、これじゃドツボだよ。
考え方を変える、って、そうじゃないの。
「早く治って、銀座で買い物しよう!」とか。
「高い入院代、払うぐらいなら、温泉に行こう」とか。
「素敵なカレシが欲しいな、治ったらカレシ作ろう」とか。
こういう楽しいことを考えてる病人って、いないだろ(笑)
そんな波動の病人っていないんだよ。
だから、治っちゃうんだよ、ホントに。
この前は、長年“うつ”で悩んでいる人に会ったのね。
「何年ぐらい“うつ”やってんの?」って聞いたら、7年なんだって。
「そろそろ、飽きたろ」ってオレ、言ったのね。
そしたら、案の定、「飽きた」って。
だから、飽きるんだよ、人って。
難しいこと考えてないで、とっとと飽きちゃえばいいの。
バカバカしいこと、つまんないことに、早く飽きちゃえばいい。
前にオレが入院してたときも、ただの点滴だとつまんないから、オレ、「先生、この点滴だと元気、出ないから、うなぎ入れて」とかって、ジョークを言うんだよな。
そうすると、向こうもなれてきて、「斎藤さん、今日はスッポンが入ってっからね」とかって言うのね(笑)
そうやってジョークでも言って笑ってると、たいがいは治っちゃうね(笑)
やっぱり、病人は病人らしくしちゃダメだね。
オレが入院してたとき、看護師さんとか先生が相談に来るの。
患者のオレが相談にのってて、「元気、出そうよ」とかって(笑)
それで、オレが退院するっていうと、「さみしー」って、泣くんだよ、向こうの先生が(笑)
それでさ、心と体は1つのものだ、っていうじゃない。
だけど、心と体は別なんだよ。
「病気」っていうのは、「病を気にする」って。
病に「気」がつくんだよ。
体が病んだことを気にして、心も病んじゃって病気になるんだよね。
だから、ほとんどの病人は、病に気がくっついた、病気持ちなんだけど。
オレなんかの場合、ちっちゃいときから病弱だったけど、心が病んだことは1回もないの。
そうすると必ずね、心に体がついてきて、治っちゃう。
だから、病から「気」を離しちゃえばいい。
体は病んでも心は体の病を気にしなけりゃいいんだよな。
体の具合が悪くなったときはね、「気」を離して、病だけにしちゃえば、たいがい治るんだよ。
それを、気にして、病気になっちゃうから、やっかいなことになんの。
だから、病になったら、できるだけ、楽しくなることを考えるの。
病気になったら、「こんなバカバカしいんだったら、カノジョでも作ったほうがいいや」とかな。
「ハンドバッグでも買ったほうがいい」とか。
考え方を変える、とは、そういうことをいうんで。
それを、「わたしのどこが悪いんでしょう」って。
あなたの、その暗い考えが悪いんだよ、って(笑)
【はなゑ】そうかと思えば、「わたしのまわりにはロクな人間がいない」って言う人がいる。
【ひとりさん】そういう環境に置かれた場合、自分がまだ小さい子どもなんだとしたら、自分では環境を変えられないから、そこにいるしかないんだよ。
よほど環境が劣悪であれば、また話は別だけどな。
でも、いい年して、「まわりにロクなもんがいない」と言ってる、ということは、あんたがロクなもんじゃないんだよ。
わかるかい?会社やなんかに嫌なヤツがいるんです──それはそれで、あなたの修行として、その嫌なヤツが必要なんだよね。
ここみたいに、いい仲間がいる場所に行くことだってできるのに、そうしないのは、口で言うほど、ロクでもない人ばっかりの環境が嫌じゃないの。
あなたとまわりの人の波動は、ちょうど釣り合いがとれてるんだよ。
だから、みんなして、他人の悪口を言いたい放題言ってる人たちもいるの、泣き言を言ってる人たちもいるの。
みんな「類は友を呼ぶ」なんだよ。
だから、ここの人たちって、みんな、そういうマイナスな言葉を出さないで笑顔じゃない。
今日、ここの店に来て、もう、ずいぶん長い時間いるけど、誰も他人の悪口を言わない。
1回も聞かないでしょ。
だから、そういう上気元な人たちが集まって来るんだよな。
だからな、考え方が変わって波動が変わると、人生の旅路を歩いても、その波動によって、段々、段々、会う人が変わってくるものなの。
魂が引き寄せる人が違ってくるものなの。
それなのに、あなたの目の前には、相も変わらず、嫌なヤツしか出てこないんだとしたら、その大本の原因はあなたなんだよ。
【はなゑ】同じ波動の人は引き寄せあっているんです。
だから、出会うべき人は、何があっても、出会っちゃう。
簡単にいうと、自分が出してる波動によって出会う人が決まっちゃう。
だから、出会うべき人と出会うために、「なぜか、こっち行っちゃった」とか「なんとなく、こっちには行かないほうがいいみたい」と思ったりとか、会うように仕向けられてる。
それって、真我が波動によって引き寄せてる、自分の中にいる神が「その人の魂の成長のために出会ったほうがいい」と判断して、出会うように仕向けてるの。
【ひとりさん】だから、「さだめ」なんてのは変えられるんだよ。
最初はね、「さだめ」どおりのことが起きて、嫌なヤツに囲まれて生きてることもあるの。
だけど、物ごころがついて、段々、段々、精神的なことを勉強して魂が成長してくると、波動が変わって、「さだめ」なんてのは変わっちゃうんだよね。
人は魂を成長させるために生まれたんだから。
【ひとりさん】神は無料奉仕を求めてないんだよ。
たとえば、あなたがどっかの団体に入るとする。
すると、そこの団体の建物を掃除したり、なんか行事があるときに手伝いをしたり、いろいろなことをボランティアでやる。
「あなた、これやって」「あれ、やって」って頼まれたら、やるよな。
だけど、あなたが、そこの団体の代表者に、「すいません、今日からわたしに日当1万円ください」と言ったら、「あなたみたいな人は、ウチにはいらない」って言われる(笑)
てことは、ホントは、その人、いらないんだよな、って。
わかる?「すいませんけど、時給1000円ください」と言ったら、「そんな人は、ウチの団体にいりません」そうやって言われるよね。
だけど、近所のスーパーでもなんでも、勤めに行ったら、だいたい時給1000円くれるよね。
てことは、そこの職場では、時給1000円を払ってでも、あなたを使いたいんだよな。
わかる?タダじゃなきゃ使わない、ってところと、1000円出してでも使いたい、ってところ、どちらが、自分がお役に立ってるのか、ちょっと考えてみようよ。
神は「仕事を優先しなさい」と言ってるんだよ。
ここの店だって、金曜日、土曜日と、みんなが引っ越しの手伝いに来てくれたんだよ。
それができるのは、ふだんから仕事優先で、ちゃんとお給料をもらってるからなんだよ。
だから、はなゑちゃんも、昔は病院に勤めてて、お給料をくれる職場があったから、身を養えたんだよ。
自分の身を養えるから、休みのときに無料でボランティア活動をしたりとか、できるんだよ。
神が言ってんのはね、有料奉仕と無料奉仕があったら、有料奉仕のほうを優先しなさい、と言ってるんだよ。
わかるかい?だから、みんな、ここの店に手伝いに来てくれるとき、ヒマなときじゃないとダメなんだよ。
わざわざ会社、休んで来ちゃダメなんだよ。
そんな決まりきったことを無視して、こないだ来たヤツみたいに仕事にも行かないで、オーラの色は何色だとか、ワケのわかんないことを言ってるヤツはおかしいんだよ(笑)
わかるかい?人々を救済するのに、仕事を辞めたっていいんだ、とか、いいかげんなこと言ってんじゃないよ、って。
ちゃんと働かないと、国の保護を受けるようになっちゃうんだよ。
誰かを助けるとか、っていう話じゃなくなっちゃう、助けられる側に回っちゃうんだよ。
わかるかい?
【ひとりさん】オレは、お給料をくれる職場ですら「奉仕のつもりで働くんだよ」って言うんだよな。
そうしたら、たいがいの人は、ビックリするんだけど。
それは、あなたが「奉仕」をボランティア(無料)だと思ってるからだよね、って。
オレが言ってる「奉仕」とは、そういうんじゃない。
奉仕というのは、「どうせ働くんなら、楽しく働こう」とかな。
「上司に何か頼まれたら、『はいっ!』って見事な返事をしよう」とか。
「職場に行ったら、元気にあいさつして、笑顔で働かなきゃダメだな」とかって。
職場でブスッとしてちゃイケないの。
それで、仕事、優先なの。
仕事してるから、ボランティアで無料奉仕ができるんだよ。
それとね。
何度も言うようだけど、お金は大切にしなきゃイケないの。
どんな素晴らしい教えでも、お金を汚いもののように、言ってるヤツは、ゼッタイにおかしい。
お金は大切なんだよ。
お金を汚いものだと言って、信者にお金を出させてる集まりだって、内心、「お金は大切だ」と思ってるから、集めてるんだよな、って。
でも、ホントは他人の大切なものは、取っちゃイケないよ。
人も大切、お金も大切にしなきゃダメなの。
それと、お金を生み出してくれるのは、仕事なんだよ。
だから、仕事って大切なの。
ちゃんと仕事をしてるから、自分の身も養える、家族も養える。
だから、会社へ行ったら、奉仕のつもりで働いてな。
このことがちゃんとわかったうえでの精神論なの、オレのは。
働きもしないで、今世になんの役にも立たない不思議な世界にハマっちゃったり、精神論を語ってるだけで行動が伴ってなかったり。
そんなのは精神論じゃないよ。
ホントの精神論ってのは、ちゃんと食べていけて、しあわせに生きるためのものなんだよ。
自分の仕事から逃げたくて精神論やったら、それってただの逃げ道だよ。
仕事というのは、自分の才能が人の役に立ったときに成功するようになってるの。
仕事の成功とは、あなたがどのくらい社会の役に立ったか──なんだよ。
だから、社会のお役に立つことをすればいいんだよ。
事業家は、お金を儲けて雇用を創ったり、税金を払ったりすることが社会の役に立つことなの。
仕事に貴賤はないんだ、って言いたい。
どれ1つとっても、無駄な仕事はないの。
仕事と名のつくものは、ぜんぶ貴い。
自分の仕事は貴いんだ──って、自分の仕事に誇りをもつんだよ。
それから、お金な。
これも貴いの。
だから、神の名を持ち出して、お金を汚いものだと言いだしたら、「この人、おかしい」って思わないとダメだよ。
相手は神の名前を騙った悪魔。
【ひとりさん】何を言いたいかって、観音参りをすることによって運勢がよくなることはないんだ、って。
そういうことを願ってるようなヤツのこと、神は嫌いなの。
あなたの商売がウマくいかないのは、あなたが商売がヘタだから。
観音参りと商売がウマくいくこととは関係ないんだよ。
商売をウマくいかせたかったら、繁盛店を見に行くとか、もっと研究して、頭を使えばいいんだよ。
神は、智恵をくれてるのに、使おうとしないのがおかしいんだ、って。
わかる?耳があるのに、聞こうとしないのがおかしいの。
仲間がいるのに、仕事がウマくいくコツを教わりに行かないのがおかしいんだよ。
仕事ってコピーがきくんだよ。
今は仕事がヘタでも、仕事がウマくいってる人のマネをすれば、ゼッタイ上達するの。
たいがいのことは、微差なんだよ。
たいして難しいことはしてないの。
ウマくいってる人は、同僚と比べてちょっとだけ笑顔がいいとか、返事がいいとか、ホントにちょっとしたことなの。
そんな簡単なこと、決まりきったことが、なぜ、できないの?それって、「我」が強いんだよ。
仕事でも人間関係でも、ウマくいかない人は、「我」が強いんだよ。
だからね、みんなで、自分の「我」をなくしてかないと、いけないよな。
あのな、禅寺で3年、修行するよりね、商いのほうが修行になるよ(笑)
商いを真剣に3年やったらね、「我」がなくなるから。
だって、商いをしようと思ったら、「我」が強いとやってけない。
ホントだよ。
それでな。
魂ってな、何をやったらしあわせか、ぜんぶ知ってんだよ。
「ついてる」とか、前向きでプラスの天国言葉を言ったほうがいいんだ、ってことも知ってるの。
不平不満とか、悪口とか、マイナスの地獄言葉を言うより、天国言葉のほうがいいの。
それが、言えないのは、「我」が強いんだよ(笑)
顔だって、ブスッとしてる顔、怒った顔よりも、笑顔のほうがいいに決まってんだよ。
わかりきったことがやれないのは、「我」が強いんだよ。
【ひとりさん】オレが言ってるのは、あなたの中の内神(うちがみ)さまの話。
あなたの中に神がいるんだ、内神さまを信じなよ、って。
ただ、本来的に、内神を信じることと、外神(そとがみ)を信じることは基本が違うんだよ。
【はなゑ】外神信仰は、いわゆる神頼みじゃない?それに対して、内神を信じるということは、自分を信じるということ。
自分には無限の力がある、想像もつかないような可能性を秘めた自分を信じることだから、ぜんぜん違うでしょ。
【ひとりさん】だから、ヘンな話、秩父の観音参りに行くと、オレはお堂に向かってお願いごとをブツブツ言う。
それを聞いてるのは観音さまじゃなくて、自分なんだよね。
【はなゑ】自分の中の内神さまにね。
【ひとりさん】だから、そこにおまつりしてある神さまにお願いしてるんじゃないの。
ただ、終始一貫、ひとりさんが言ってることは、天の中心にいる大霊(たいれい)、絶体神から「愛と光」という分魂(わけみたま)をもらっているんだ、って。
その分魂のことを内神というんだ。
だから、オレたちの中に神がいる、っていうんだよ。
時々、外の神さまに頼ってて、ウマくいくこともあるよ。
だけど、その場合、あなたのお願いを聞いてくれたのはホントは内神さまなんだよ。
あのな、これ余談だけど。
宝くじはね、なぜか金持ちじゃない人が当たるんだよ。
なぜだか知ってるかい?金持ちは買わないんだよ(笑)
だけど、金持ちが宝くじを買うと、なぜか金持ちのほうが当たる確率が高い。
あるものはさらに与えられ、ないものはさらに奪われる──っていうキリストの言葉じゃないけど、豊かな波動を出してる人は、さらに豊かになっていくモンなんだよ。
自分に自信がないなら、100日ぐらい、毎日100回、「私は愛と光と忍耐です」を声に出して言ってごらんよ、って。
そしたら、本当の自分、内神さまが出て来るから。
だから、みっちゃんが、「あたし、仕事できるかしら」と言ったとき、オレは自信をもって、「できる!」って言ったんだよ。
「みんなにも、仕事ができる!」って。
なぜ、ひとりさんは、こうまで自信をもって言えるのか。
オレの中にも、はなゑちゃんの中にも、みんなにも、同じ大霊の分魂が入っているんだよ。
ただ、みんなの場合は、オレやはなゑちゃんたちほど、内神を信じる度合いが強くないんだ。
だから、みんなに奇跡がなかなか起きない。
いいかい。
ひとりさん流は、「オレにはできないけど神にはできる」なんだよ。
【はなゑ】今の言霊は、使わせてもらってます。
なんだか、わからないけど、ウマくいくに決まってる、って。
自然と、そう思っちゃうのよね。
【ひとりさん】なぜか、ウマくいくに決まってるの。
それでね、自分にできないことがあっても、自分の中の神が、それをできる人間を引き寄せてくれるから、困らないんだよ。
「引き寄せの法則」というのがあるの。
どんなことしてでも必要な人材を連れて来てくれるの。
たとえば、オレは英語ができないよな。
でも、英語ができなくてオレが困るんだとしたら、英語のできる人がなぜか出てくる。
神は、オレたちをゼッタイ、困らせないの。
だから逆をいうと、英語のできないオレに、もし外国人のカノジョができたら、なぜか、その子は日本語がしゃべれる(笑)
なぜか、そうなの。
で、オレは困らない。
みんなもそうなんだよ。
【ひとりさん】人間って、みんなが思ってる以上に、困ったことは起こらないようにできてるの。
それを、「私には困ることばっかり起きるんだ」って。
あのな、そういう否定的な、不幸を引き寄せる言葉を真我(しんが)に聞かしちゃダメなんだよ。
なぜかって、あなたの中にいる神はなんでもできるんだよ。
くだらないことを思うと、そのことが現実になっちゃうの。
だから、よく「わたしはこんなに不幸で、神も仏もいない」って言うけど、神も仏もいるから、不幸になっちゃうんだよ。
わかるかい?あなたの考えが、不幸を呼び寄せる考えなんだよ。
【はなゑ】暗くなっちゃうことを考えてるから、口から出る言葉から顔から、着てる洋服から、おまけに、はいてる靴まで、不幸そうなのよね。
【ひとりさん】外見がぜんぶ、不幸そうなんだよ。
全身からスゴい不幸な波動を出してんの。
全力をあげて不幸そうにしてるから、人生、ウマくいかないの。
あなたの中にいる神は、あなたの思ってることを叶えちゃうの。
あなたの出してる波動どおりの人生をくれちゃうの。
だから、否定的なマイナスの言霊は使っちゃいけないよ、って言うんだよ。
神がいないなら、好きなだけ否定的なことを言ったり、思ったりしてもいいの。
でも、いるから、そういうマイナスの言葉は口から出してもイケないし、できるだけ思わないようにしてな。
簡単にいうとね、内神はアレに似てんだよ。
ほら、魔法のランプ。
この魔法のランプはね、「あたしは不幸なんだ」って言うと、ちゃんと不幸にしてくれるんだよ。
なぜなら、どんな願いも叶えてくれる魔法のランプが、オレたち人間、すべての人の中に入ってるから。
だから、グチ、泣き言を言ってると、またグチ、泣き言を言いたくなるような現実を呼び寄せるの。
逆に、「しあわせだねぇ」とか、「ついてるねぇ」とかって言ってると、しあわせやついてることを呼び寄せる。
今、不幸になってるあなたは、「あたしは不幸なんか願ってない」って言うだろうけど、実は、意識しないまま、不幸なことをずぅーっと思ってたり、言ってたりしてるんだよね。
たとえば、「しあわせになりたい」「健康になりたい」。
なりたい、っていうことは、「今、しあわせじゃない」「今、健康じゃない」って言ってるのと同じだよね。
これはゼッタイ、ダメ。
不幸を呼び寄せるだけだよ。
今、なりたい状態をすでにそうなっているように、言い続けるんだよ。
たとえば、「しあわせだなぁ」って言ったり、「どんどん健康になるなぁ」とか。
「少しずつ豊かになってるなぁ」とか。
信じてやり続けてごらん。
内神さまが、後から言ってるとおりの現実を呼び寄せてくれるから。
だから要は、あなたが出してる波動が願いごとになってんだよ。
魔法のランプは、あなたが出してる波動をちゃんとくみ取ってくれて、波動どおりのもの、現象を、条件抜きで目の前に出してくれるんだよ。
なんで、そんな神がかったことができるんですか、って、あなたが神だから。
神だからできて当然、そんな今さら驚くようなことじゃない。
だから、おかしなこと、思ったり、言ったりしちゃイケないんだよ。
「あたしは不幸なんだ」とかって。
だから、自分は心の中に、自分の思いをなんでも叶えてくれる魔法のランプを抱えてる、と思って生活しないといけないの。
心に思ったこと、言ったことがみんな叶っちゃうんだから。
【はなゑ】しかも、ホンネだから、ストレートに内神さまに届いちゃうワケ(笑)
否定的なことを叶えてもらっちゃったら、嫌だよね(笑)
【ひとりさん】ホントに人生はな、何を思うか、何を言うかで、ぜんぜん変わってきちゃうんだよ。
本当に言霊の力ってスゴいの。
「いやぁ、オレって、しあわせだよなぁ」って言うと、なぜか、しあわせを呼び寄せるんだ。
思って言うと、魔法のランプのところ、真我(しんが)に届いて叶うから、思って言ったほうがホントはいいんだよ、っていうんだよな。
けどな、よく考えてごらん。
たとえ、思ってなくても、言った言葉のほうが現実になりやすいんだよ。
そば屋に行ったとき、かつ丼を思い浮かべながら、「もりそば」と言うと、言葉で言ったほうの、もりそばが出てくるよね(笑)
人間の脳や人の思いは、言葉に影響されるんだよ。
だから「言霊が大事だ」って、オレは言うの。
人生、何を言うかなんだよ。
言ってると、心が伴ってきちゃう。
最初は無理してでもいいから、プラスの天国言葉──愛してます、ついてる、うれしい、楽しい、感謝してます、しあわせ、ありがとう、ゆるします──を口グセにしていればいいの。
それとね、なんて言ったらいいのかな?「この世は不公平だらけだ」と思ってる人間に、不公平なことが山ほど出てくるんだよね。
なぜなら、不公平だと思い、そういう波動が自然と出てるから。
その波動を、内神さま(真我)が読み取って、現実に出してくれるから。
あなたは自分の中の魔法のランプ、つまり内神に、何を言ってますか?

【斎藤一人さん】】これまでしたことのない話【資料】
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