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【無能唱元・伝法講義録 058】全肯定

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全肯定的態度

ではそのためには、どうすれば良いかというと、結論としては、心構えを「全肯定的態度にする」という一点にかかってくるのです。
「この世はすべてあるがまま」という完全肯定をもって、まず処断してしまうのです。これが、人生をそして宇宙を、最も高所から見渡すことになります。

換言すれば、それは、すべてを善と見ることであり、何ものも否定しないことです。また、それはすべてを許し、受け入れてしまうことも意味しております。

ここで次の引用文を読んでみましよう。

すべてを善とみましょう
しかし、それでは戦争はどうでしょうか?
たとえば、第二次世界大戦を考えてみると、長い目でみるならば、利益の方が戦時の災害をはるかに上まわっていることが容易にわかります。

戦後の国連の誕生、発展途上国の工業化、諸国の民主化、そして史上空前の繁栄などは、集団虐殺、文盲、疾病、飢餓等の人類の不幸をつぐなってあまりあり、数十億の人々に利益をもたらす結果になっています。

また1957年までに原子エネルギーによる医療によって救われた人の数は、広島・長崎の原爆で犠牲になった人々の数よりもはるかに多くなっています。

それでは、病気はどうでしょう?
前に述べてきたとおり、病気は意識の表現の一つですから、その意味で有益といえます。
病気が存在しているために、人は医学をとおしてその治療法を追求し、そして人体というものをいっそうよく理解しています。

また、不健康であることが、健康の恵みに感謝することを教えてくれます。ちょうど、スラム街がモダンな都市の美しさを教えてくれるように……。

私たちが「悪」と呼んでいるものは、楽しく望ましい状態を気づかせ、そして人類の進歩に向って努力することを教えてくれまずから、その意味で、実際大きな目的を持っているのです。
だから、病気も実は善なのです。

[出典:トーチェ氏の心の法則/あなたの知らない“あなた”]

さて、先回の講義において、みなさんの中には、振子的修正と全肯定の考え方に矛盾を感じ、その二つをうまく理解できずに、当惑されてしまった方も多いのではないでしょうか?
なぜなら、みなさんの中には「すべてを善と見るならば、なぜ何かを修正する必要があるのか?」という疑問を持たれる方がいられる可能性があるからです。
これは次のように考えると解りやすいでしょう。すなわち「何かを修正しようとしている自分を含めて、すべてが善である」と……。
まず高い山の上に、あなたは立ち、下界を見おろしたと思って下さい。すると下界では、あなた自身が、自分の人生および社会の軌道修正をしているのが見えるのです。勿論、他の人々の行為や意見も周時に見えます。
世は、あなたを含めて、一緒に変化しつつあるのです。そして、高所に立つあなたは、その一切を容認し、肯定的に見、すべてをあるがままに善(よ)しとするのであります。
この山に登る時、あなたは「分別」というお荷物を捨てて登らなければなりません。
そして、この高所から、一切の心の眺望を得た後、再び下界に降りて、分別を取り戻すです。

[出典:唯心円成会伝法講義]

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