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【無能唱元・伝法講義録 078】空間が重力を作る

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空間とは何か

では、このような「波動の働きを媒介する空間」とは、いったいどんなものなのかという疑問がここで生じてきます。これについては、
「空間は可もない虚無ではなく、確たる物性をもつ、宇宙の万物を生み出している母体的物質である」という意見を、当会は支持するものです。

金魚ばちに入っていた金魚は、カラッポの空間に住んでいたと思っていた。そうしたら自分の周囲にあるものは水であった。という譬喩は、この辺の事情をとてもうまく説明しております。
空間の波動から素粒子は生まれ、万物は形成されるのです。そして、光や電波、重力波などを伝える媒介物質が、空間という母体物質だったのです。そして氷が水に溶けて波と化すように、万物はミクロ的究極においては空間に溶け込み、同化してしまうため、私たちの目には表面的な物象的波動としてしか見えないのであります。
このように、虚無とおもわれていた空間は、実は創造と消滅を司り、波動を媒介する「物質」そのものであったのです。では、ここで次の引用文を読んでみてください。

空間は曲がり、歪む
では、「空間は物質態である」という私の考え方が、決して極端ではないことを次に述べよう。一言でいえば、空間は、曲がり、歪むのである。というと読者諸氏は、まさかと怪訝な顔をされるかもしれない。

しかし、空間が曲がったり、歪んだりすることは、アインシュタインの相対性理論で予言され、、近年、観測によっても確認されている。高質量高(重力)の天体の周囲の空間は、質量に比例して曲がり歪んでいるのである。

イギリスの天文学者アーサー・スタンレーは太腸の皆既食を利用して、太陽近くを通る星の光を観測し、空間が歪曲することを証明した。太陽周辺の空間はアインシュタインの予言どおり、まさに歪曲しているのが確認された。ということは、空間は確たる物質態であることに疑いの余地はあるまい。

おわかりいただけたことと思うが、それ以上にこれまで、空間が虚無の容器と考えられてきた最大の原因は、空間が物質態ならば当然引き起こるべきさまざまな物性、つまり空間の曲がり歪みなどの現象が、我々の身体で感覚的に認知することがほとんどなかったからである。
ところが例外が一つだけあった。それが重力という現象である。空間がもつ物質としての特性を、我々が唯一、肌で知ることのできるたった一つの例外こそ重力だったのである。
物理観を根底から変える"同化性原理"

ではここで、重力の正体に迫る前に、重力の解明に必要な核物理学の原理をまず紹介しておこう。
アィンシュタィンが重力の正体について抽象的とも思えることで、とどまってしまったのは近年になって解明された核物理学の原理を知り得なかったためである。その原理とは次のようなものである。とはいえ、その原理が意味する重要さには、現代の科学者といえども残念ながら、いまだ気づいてはいない。

その原理とは、
「我々万物は、原子で構成され、原子全体を一軒の家とすると、原子核は針の先ぐらいで、全体からの比率は十万分の一でしかない」というものである。
ご存知のように、核物理学では、まず原子が発見された。そして、原子とは中心となる原子核と、周囲を回る電子で構成されていることが分った。また原子核は陽子と中性子で構成され、物質を構成する元素は陽子の数で決定されることも突止められた。
ここで驚くべき事実が明らかになった。それは原子核と電子との相対比率である。

これを解りやすく我々の世界におきかえると、原子核をフットボールの大きさとして東京駅に置いたとすると、電子はそれを中心として、ちょうど小田原ぐらいの距離でパチンコ玉がぐるぐる回っている状態である。

そこで、核物理学では次のような結論を出した。
「原子核を仮の究極物質(クオーク)としても、我々万物はスキ間だらけ、真の実体は十万分の一でしかない」
これが現在常識とされているミクロ核(物理学)の原理である。

ところで、この結論に「空間とは確たる物性をもった物質態」という先の原理を重ね合わせていただきたい。そうすると、ここに従来の物理観とは根本から異なる驚くべき原理が浮び上がってくる。
つまり、スキ間だらけの我々万物は、空間という物質態によって、そのスキ間を常に満たされていたということになる。

この程度のことなら大したことはないと思われよう。しかし、もう少しこの原理を発展させてみよう。
そうすると、「我々万物は、空間という物質的存在態に全存在を占められ、空間がもっているさまざまな物理特性に、常に浸透々過されている」となる。

さらに進めれば「我々万物は空間そのもの、空間のもつ物理特性(曲がり、歪み)に完璧に同化、支配されている」となる。

この原理こそが、これから重力の正体を解明していく上で、非常に大きな意味をもってくるのである。
ここで注意していただきたいのは、同化という意味である。これは影響とは根本的に異なる。
現在の物理観では、対象物に対して我々が相対して存在していてこそ、初めて究明が可能となるわけで、対象物に我々が同化する物理など存在しえなかったわけだ。空間という対象物が今まで解明できなかった原因はまさにこの点にある。我々が空間の物性に完璧に同化されているということは、結論的に言えば、我々が今現在見ている自然界の全ての存在形態は、本当は構造的に異っているという可能性もあり得るのである。

分りやすい例を挙げてみよう。水が渦巻き運動をしている状態を思い浮べて欲しい。この場合、我々が水は渦巻いていると分るのは渦巷きから離れて相対的立場で見れるからである。しかし、我々が渦巻きの水そのものにも同化する、つまり渦卷き運動自体の中に支配されていれば、我々自身は、水が渦巻いているとは分らず、むしろ、完全に静止していると思っているため、静止しているはずの周囲の存在が逆に回転していると思ってしまうのである。

同じように我々も重力エネルギーには影響されているのではなく、あくまでも同化しているということである。すなわち、我々万物は、地球の重力、地球を取り巻く空間の歪曲に同化、支配されているのである。
そしてこの原理こそ、従来の物理観を根底から変革させる恐るべき原理を背後にはらんでくることになる。私はこれを、同化性原理、と名づけたが、ーロで言えば、従来の物理観の基本とは、究明すべき対象は、我々とあくまで相対して、客観的に眺められてこそ、連動の変化や位置を確認できた。しかし、空間物理学(空間は物質[モノ]である)の核心をなす同化性原理に於ては、この物理の基本観を根底から覆してしまうのである。

この恐るべき意味を簡単に言えば、我々は周囲の万物と共に空間の歪みに完全に同化されているが、それには全く気づくことができないし、むろん、現在は検出する方法も無い。
[出典:「UFO大予言―ファチマ預言に隠された驚異の真相」コンノケンイチ著、紀尾井書房刊]

空間と重力

では、この引用文中でいう、空間がもつ物質としての特性を、肌でしることのできる「重力」とは、いったいどんなものなのでしょうか?
引用文の筆者コンノ氏によれば、ほぼ次のような意味となります。
地球の表層は、原子的構造からいって、隙間だらけの空間的なものですが、中心へ行くと、段々密度が増し、隙間が少なくなって行くのです。そして、中心部では、隙間が殆どなくなり、原子核同志がくっつきあっている状態になる、といわれております。

地球を仮に、ギューと押しちぢめてみると、それはリンゴほどの大きさになってしまうそうです。
さて、空間というものは、水のように隙間のどこへでも浸透して行くものです。ところが、地球内部へ進むにつれて、隙間がなくなるので、空間は段々、外へ押しのけられるようになります。
ところで、空間はその特質として、普遍的に拡がり、存在しようとするのです。そこで、押しのけられた空間は、元へもどろうとして、そこに修復エネルギーが発生します。これが即ち、重力の正体なのです。地球中心部の高密度の物質に排除された空間が元へ戻ろうとする反動、その働きが重力だったのです。
だから、重力とは、地球自体がもっていた引力ではなく外へ向かって押し出されていた、つまり歪曲されていた空間が、地表へ向かって押し返していた、その力なのです。ここに、ニュートン以来の「万有引力の法則」は崩れ去ります。つまり地球は重力の発生源ではなく、あくまでも間接発生源だったのです。そして、私たちは、この盃んだ空間の中に完全に同化して生きているので、その歪み自身に気付いていないのです。
ただ、重力だけは、身体で感じ取ることができます。そして、この重力こそが、現在のところ、宇宙の歪曲エネルギーの存在を私たちに教える唯一のものといえましょう。

[出典:唯心円成会伝法講義]

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