え~、今会議が終わったんで、10分ばかし話をします。
1杯の水と、ダイヤモンドとどちらが価値がありますか、っていう話なんだよね。
それで、ダイヤと思う人もいれば、1杯の水の方が価値があると思う人もいるんだよね。
お~い、聞いてるか?
(はい)
それで、おまえどっちが価値があると思う。
(ダイヤです)
な、これ俺のお弟子さんだからなんだけど、ほとんど人は水だっていうんだよ。
聞いて見るとわかるけど。
そうすると、水がないと、たとえば砂漠の真ん中で、ダイヤモンドを持ってても水がなかったら、自分は生きられない。
って、いうんだよな。
だから水のほうが価値がある、っつうんだよな。
で、俺は、正しい答えは、ダイヤモンドである、ってことを言ってるんだよ。
なんでかっていうと、日本に砂漠はないんだよ(笑)
で、俺は外国に行かないんだよ。
ここなんだよ問題は。
俺たちがサウジアラビアなんかに生まれたら別だけど、俺たちが砂漠に行くつっても、観光かなんかで行って砂漠の入り口ぐらいをうろうろして、行ったような気になってんだよ。
誰もいない何にも無いとこに行くなんてこと考えられないのに、頭の中で「砂漠に行ったら」って考えるのは、おかしいんだよ。
ありもしない事を想像するから、ありもしない不安を想像するんだよ。
それがおかしいんだよ。
わかるかい?
別にダイヤモンド欲しくて言ってるんじゃないんだよ。
この日本て国で、ダイヤモンド1個あったら、水なんかコップ一杯どころかプールいっぱいだって、近所の人に、「水一杯ください」って言ったら、飲ましてくれるよ。
日本って水が豊富なんだよ。
こんなに水の豊富な国に生まれているにもかかわらず、一杯のお水と、ダイヤモンドと、どちらが貴重だと思いますかってとき、頭で、「もし砂漠にいって水が無かったら」っていうのは、おかしいんだってことが、基本的にわかんないと、人は幸せになれないよ。
ありもしないことや、最悪のこと考えていたら、無尽に色んな悪いことが考えられるんだよ。
わかるかい?
だからそのことをしっかり覚えないとね、いくら上機嫌でいましょう、つたって、頭の中の構造が、一杯の水のほうが大切だとかっていう事を考えてたらオカシイんだよ。
それって、じつは親の代から、脳がそう思っのは、脳の中にそのことがインプットされてるんだよ。
わかるかな?
「ギャーの法則」っていって、ゴキブリを見るとギャーッ!って言う人は、必ず身内にゴキブリを嫌いな人がいるんだよ。
一番最初にギャーッ!って言われたのが、頭の中に入っちゃってるから、ね、大人っていうのは子供にとって凄い存在なんだよ。
子供にとって親は大信頼なんだよ。
その信頼している親が、うわーッ!っていったんだから、「大変な事が起きた」と思って、脳の中にそれが入るんだよ。
わかるかい?
ところが最初にギャーッ!って聞いちゃうと、それが脳に入っちゃってんだよ。
てことはね、日本人の頭の中のほとんどに、ありもしない不幸を呼び出す、そのインプットされてんだ、親の代からそうなんだってんの。
教わりもしないことが出てくるわけがないんだよ。
わかるかな?
そのことをやめないと、いくら「上気元で行きましょう」、つっても、上気元になれないのは心配事が多いからだよな。
で、その心配事がどれぐらい無駄ですかっていうと、あなたの基本になっているのは、ダイヤモンドと水とを比べたときに、この水の豊富な日本に生まれながら、アラビアの砂漠の真ん中にいることを考えるんだよね?
わかるかい?
それをやめないとダメだよって。
栄養が足りないんだったら、落ち着いてサプリメントでも飲みぁいんだよ。
東京から大阪まで3時間で行っちゃうんだよ。
電車も何もなくなったら、って。
なくならないんだよ。
この世の中って一旦できたものって、なくならないの。
一瞬だけね、電車が止まることがあるんだよ。新幹線がなくなるとか、そんなことはないんだよ。
ありえないことを心配してたら、人は幸せになれないよ。
身体はサプリメント摂るんだよ。
それから、最近一所懸命話してんだけど、家の中、掃除しなきゃダメなんだよ。
あのな、整理できない人って、整理しようと思うからなの。
捨てなきゃいけないんだよ。
いいかい、迷ったら捨てるんだよ。
で、捨てられない人の心理ってのは、もし万が一、これを使うことになったらどうしようと思うんだよ。
それ、砂漠の一杯の水と同じなんだよ(笑)
いま使わないものは、ずっと使わないんだよ。
でな、使えるものを捨てたらもったいないっつうんだよ。
アフリカの何とかいう女性が言ったんだよな。日本には「もったいない」って言葉があったと。
明治や大正の頃はものが無かったんだよ。
わかるかい?
ところが今はものが余っちゃって、使わないものが部屋を占領してんだよ。
それで使わないものの為に、狭苦しい所で生きているんだよ(笑)
昔ね、うちのお袋がね、何でもとっておくんだよ。
お前これとっといて、とっといてって。
その為に、一部屋借りていたんだよ。
それが6万円するんだよ。
年間70万円いる。
で、一年に1回ぐらい、「お前、あそこから草履探してきて」とか言われるの。
荷物全部出さなきゃ見つからないから大変なの。
「頼むから捨てちゃって、買ってやっから」って言ったの。
だって70万円の草履なんか見たことないから俺(笑)
部屋ってね、人間の気を養う所なんだよ。
自分の気持ちを充電する所なんだよ。
ところがそこに、使わないものやなんか置いてあると、そこから無駄な波動が出ると、その人が疲れるんだよ。
だから鬱だろうが、ノイローゼだろうが、自殺者だろうが、家が整理されている家には絶対にいないんだよ。
それは、外で疲れて家に帰ってきて、さらにエネルギーを盗られる状態になっちゃってんだよ。
わかるかい。
で、持って、迷ったら、捨てる。
わかるかい。
それで、持ったときに、ワクワクするものは使うんだよ。
ワクワクしないものは、使わないんだよ。
それで、無駄なものが多い人は、社会でも無駄な人や無駄なものに囲まれて生きてんだよ、だから人生がダメんになっちゃうんだよ。
それから、古新聞紙があるとか、本があるとか、本もよほど大切な本以外は、1回読んだ本は読まない。
で、もう一回読みたかったらまた買う。
あのね、テレビでもなんでも、貧乏人の家を表すのには、荷物が多いの。
で、金持ちの家は荷物が少ないの。
ごちゃごちゃごちゃごちゃいっぱいある家は、貧乏人の家って決まってんだよ。
それで、古い荷物とか使わないもの、このまえ、とんこ姉さんに会ったらね、押入れに詰め込んであるらしいの。その部屋で寝るとすごい疲れて、朝、目が覚めい、疲れてしょうがない。
そこから、波動が出るの。
その中から要らないものを捨てるの。
そうすっと、八割がた要らないものなの。
それで要らないものを捨てだすと、必要なものしか買わなくなるから、お金は貯まるんだよ。
使いもしないものをとっとくような人間は本当に金ないんだよ。
無駄なんだよ、考え方、やってることが。
わかるかい?
ね、ものが捨てられないっつの「いつか使うんじゃないか」って。
いつか使うときに買いな。
いつか使うんじゃないか、いつか使うんじゃないかっていうんで、運勢を悪くしてたらもったいないよ。
片付けようと思っちゃ駄目よ、捨てるの。
片付けると、捨てるの。
要らないものが山ほどあって片付きようがないんだよ。
本当に要るもの物だけ。
え~、この前もあの、お母さんがなんか亡くなっちゃって、着物がずいぶんあるってんだよね。
でも残ってんのは男兄弟しかいないの(笑)
あのね、記念に一着だけとっておこうっていうならいいの。
着ないものはとっといちゃいけないの。
で、いつか誰かにあげようと思っちゃ駄目だよ。
それ、ものの無い時だよ。
いま新品が安く買えんのに、人のお古とか着たがる人とかいないんだよ。
はなゑちゃんとかさ、恵美子さんみたいな特殊な、社長が持ってたものなら持ちたいって人ならいいよ、、だけど普通の人はそうじゃないよ。
いま、あの被災地あるでしょ、被災地でも古いものやなんかもう要らないで余っちゃってんの。
なぜかって言うと、シマムラやなんか開店したら、自分の好きなの着たいんだよ、今。
それね、もう波かぶっちゃって着るもんもない時なら嬉しいよ。
ああいう非常時じゃないんだよ。
次にあれ来んの千年先だからね。
千年に一回しかないくらいの大震災だからね。
千年とっとくわけにいかないんだよ。
わかるかい。
それで、そういうところから、悪い波動が出ると同時に、そこに悪い霊が溜まるんだよ。
この前もね、「子供が登校拒否して、頭がおかしくなって、変なことを言い出して」って。
その子供部屋の隣に、山ほどね、物置って言ってるけど、ガラクタが積んであるの。
そのガラクタから波動が出るんだよ。
それで脳がオカシクなってくるぞ、って。
家の中がもめる、人間関係もめる、色んなことがもめる。
人間関係がもめるときは、必ず家の中がゴチャゴチャなんだよ。
整理しようとか片付けよう、じゃないの。
捨てるの。
買うより捨てるほうが実はエネルギーがいるんだよ。
だから溜まっちゃうんだよ。
それをちゃんと捨てだしたとき、無駄なものは買わなくなって、本当に必要なもの、いいものを買うようになってくる、買い物はするんだよ。
本当にいいもの、必要なものを買い出してくると、必要なものに囲まれ、大切なお金も残るようになってるんだよ。
これから買うものを気をつけるんじゃない、今あるものの波動であなたが動かされているんだよ。
よく「人間はホコリじゃ死なない」って言うんだけど、死ぬんだよ。
運勢が悪くなるんだよ。
こんなことを言っても、まあみんなわかんねぇだろうし、信じない人が山ほどいると思うけど、運勢がうんと悪くなってきたり、妙な事故にあってみたり、色んなイヤなことがいっぱい起き出したら、私は何でツイてるんだろうとか、ついてないより、わたしん家はゴミだらけじゃないだろうか?って。
使わないもの、イコール、ゴミなんだよ。
まだ使える、まだ使える、つっても、使ってないだろって。
いいかい、服でも、買ってきても一回も着ないからもったいないって言うけど、一回も着ないものなら、その人にとって要らないものなの。
あげちゃうか、人の喜んでもらえないもんだったら捨てるの。
心機一転やり直さないと駄目だよ。
わかるかい。
そのことをちゃんとやって、そういうこともこれから、教えていかないとね。
せっかく身体にいいサプリメント入れるじゃん。
それは、いいんだよ。
だけど、あなたが休まるべき家が、あなたの波動を奪っているようなとこだとしたら、それってすごく辛いし損だよね。
もったいないって言うなら、そのほうがよっぽどもったいないよ。
わかるかい。
砂漠では確かに一杯の水が貴重だよ。
だから、申し訳ないけど、アフリカみたい発展途上国だったら、着れるような服だったら欲しいんだよ。
そりゃ、アフリカだったら砂漠だったら、水が欲しいんだよ。
だけど、いま日本にとって一番必要なのは、あなたが安らぐ部屋と空間なんだよ。
あのね、仏壇てご先祖さまの住まいなんだよ。
そこん中に、いろんなお土産だとか買ってきたもんだとか、色々入れてあるけど、ゴチャゴチャさすと駄目なんだよ、ご先祖が休まらないんだよ。
家もまったく同じなんだよ。
俺が「仏壇きれいにしな」っちゃ、仏壇だけきれいにしてるんだよ。
家の中の、ヘンなもの捨てないと駄目だよ、って。
ゴミ屋敷に住んでる人は、周りの人がゴミ屋敷って言うんだけど、その人にとっちゃゴミじゃないから捨てないんだ。
だけど、近所から見っと、ゴミなんだよ。
いまね、色んな業者さんがいて、お手伝いさんだとかお掃除、お金出してやってくれる人がいるんだよ。
ただ、捨てられないんだよ。
人のものを捨てることは出来ないんだよ、掃除の手伝いは出来ても、捨てることの判断って、自分にしかできないんだよ。
わかるかい?
ね。
色んなものを捨ててごらん、本当に八割がた要らないものに囲まれてるの。
それがあんたの人生なんだよ。
八割がた運勢を悪くしてんのは、使いもしない、ガラクタなんだよ。
ガラクタに囲まれてる人生送ってて、ね、「運勢良くしたいんです」「お金残したいんです」って色んなことを言うのはかまわないけど、残らない。
それで、「いつか使うんじゃないか」っていうその考えって、ダイヤモンドと水の話と同じだよ。
ありえないの。
もの余りのこの国に、次に欲しきゃ、買えばいいの。
うちのお袋の着物の草履の話と同じでね、一年に一回ぐらい「あれ出してきて」って、出せないよ、だって片付けるだけで大変なんだから、どこに入ってっか分らないんだよ。
だから、そういうことがないようにしないとね。
「もったいない」というのは、どっちがもったいないですか?
使いもしないもののおかげで運勢悪くすることが「もったいない」と思うような集団にしなきゃいけないよね。
「物を大切にしましょう」っていい言葉だよ。
だけど、あなたの住んでいる空間も、あなたも大切にしてくださいよ。
一回、思い切ってね、捨ててくださいよ。
そしたら余分なものを買わなくなる。
なぜかっていうと、捨てるって、エネルギーいるの。
でね、必要もないものを、ひょいひょい買っちゃうのが貧乏人の特徴なんだよ。
で、そういうところにまた浮遊霊が憑いてくるんだよ。
浮遊霊で景気が良かったやつとか金持ちいないんだから(笑)
貧乏考えに貧乏神がとり憑くっていうけど、貧乏神って、浮遊霊だよ。
浮遊霊がね喜んでね、住み着くような家にしちゃ駄目だよ。
だから、いくら「上気元で行きましょう」つっても、ね。
砂漠に行ったら水のほうが大切です、って、お前砂漠に行くのかよって、行ってから考えろよ。
ありもしないことばっかし考えてて、判断を曇らせることよりも、要らないものを捨てること。
これが一人さん流の、片付け術なの。
それ俺、昔から言ってんの。
本当にヘンな波動が出てくるんだよ。
病気にもなる。
運勢も悪くなる。
事故にも遭う。
信じられなかったら、遭ってからでもいいから……
掃除しよう(笑)
掃除っていうより、捨てよう。
でね、捨てちゃえばキレイになるから、すでに(笑)
「もったいない」の観念ってのは、貧乏人の言ってる「もったいない」って、使いもしないものをずーっと集めてる「もったいない」のと、ね、自分の健康を考えね、場所を考え、そのほうがよっぽど健康にいいんだよ。
そういう考えの人の方が物も残るし、物っていい物が残るってことだよ、お金も貯まるし、健康にもなるし。
そうすっと、人間関係もスッキリするの。
いっつも揉め事を起こしているような家の中って、常にガラクタに囲まれてんの。
だからね、ロクでもねぇ問題が、だからねぇ家の中も社会も同じなんだよ。
で、そういう人って脳も整理されてないの。
必要ないもの取っておいてみたりね、脳が整理されてないんだよ。
自殺する人、うつで寝られない人、精神的になんかある人、ともかくガラクタに囲まれてる。
そこから変な波動が出るのと同時に、必ずそこに浮遊霊が溜まってんの。
だから、暗くて、どよ~んとしてくる。
どこの神社でもいい神社はきれいにそうじされてるんだよ。
でね、地球上の生き物でね、あんなに自分の家やなんかきれいにするってのは人間ぐらいなんだよ。
人間ってね、きれいにしてるもんなんだよ。
それからね、あのよくね、この前もお姉さんのところ行ったら「私はきれいにしてるんだけど大家さんが廊下や何か汚くしてるんです」っていうのね。
人のことを構っちゃだめだよ。
隣の家をきれいにしないさいとか、できないんだよ。
隣の人は隣の人の修行なの。
嫌だったら最初から引っ越して、廊下や何かきれいな所に住みな。
そこへ呼ばれてったってこと自体が、自分もそういうのが平気だから、そういうとこはいっちゃったんだよ。
わかるかい?
だから、私はきれいにしてんだけど息子が……とか、人のこと言っちゃだめだよ。
自分がきれいにしだしたら、だんだんだんだん周りに影響が出てくるものなの。
人のこと言っている人って、自分のこと出来てない。
よく、あの~「私、天国言葉しゃべってんだけど、会社の人がいてやんなっちゃう」って、その「やんなっちゃう」って言葉自体が地獄言葉で、全然出来てないんだよ(笑)
自分がまずしっかりやること。
で、自分のことができない間は人のこと構っちゃだめだよ。
じゃ、一応ね、今日の話はこれで終わりま~す。
