老子現代現場訳

【老子 第6章】谷神不死~男はどうしても女に勝てない

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谷神は死せず。これを玄牝と謂う

谷は低い卑しいものであり、
あらゆる水などの流れ込むところである。
その谷の姿は道(タオ)のありかたに似る。

道(タオ)は尽きざる生命を持ち、無限の働きをなす。

谷神とは、谷間に宿る神霊(デイモン)の意で、
女性の陰部を神秘的に表現したもの。

玄の又た玄である道(タオ)すなわち天地造化の働きが、
一切万物を永遠に生成しつづけてゆく不可思議ないとなみ。
万物を産み出す無限なる力を、女性の生殖の神秘にたとえる。

道(タオ)の無為自然の在りかたを、
女性(牝、雌、母)の強靭な受身の精神にたとえる。

老子は、女性の徳こそ人間の生き方の根本だと説く。

人間は自然の意志 ― 超人によって動かされる。
女性は超人の生力の権化である。
だから男はどうしても女に勝てない。
[バーナード・ショー George Bernard Shaw]

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【参考文献:白文/書下文/訳】
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谷神不死。是謂玄牝。
玄牝之門。是謂天地根。
綿綿若存。用之不勤。
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谷神、死せず。是を玄牝と謂う。
玄牝の門、是を天地の根と謂う。
綿綿として存するが若く、之を用いて勤れず。
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谷間の神霊(デイモン)は永遠不滅、
そを玄妙不可思議なメスという。
玄妙不可思議なメスの陰門(ほと)は、
これぞ天地を産み出す生命の根源。
綿(なが)く綿く太古より存えしか、
疲れを知らぬその不死身さよ。

※朝日選書:老子(福永光司)より引用
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[老子:第六章成象]
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