エッセイ

パラダイムシフト

投稿日:

我々の直面する重要な問題は、それを作った時と同じ考えのレベルで解決することはできない。
[アインシュタイン]

トラブルや争いが絶えない人がいます。

誰もトラブルや争いを望んでいるわけではないのに、いつも問題が発生する、そんなループに巻き込まれてしまっているのです。
第三者からは問題の原因が見えているけれど、当人は気づいていないからずーっと同じことを繰り返します。

仕事や人間関係が上手く行っていない人は、他人や環境せいにしがちです。
まさか自分に問題があるとは思ってもいないのです。

もっと大きな視点から物事をみつめてみる

『パラダイムシフト』とは、今までの価値観、先入観、固定観念(既成概念)、ものの見方、考え方がガラリと変わることをいいます。たとえば、災害・大病・入信・離教・リストラ・失業・転職・結婚・離婚など……環境の大きな変化によって、物事の優先順位が突然変わる事があります。

その時、多くの人は『基本的な考え方の転換』を経験します。

小さな行動の変化を望むなら、小手先のテクニックで対応することも可能です。しかし、大きな変化を遂げたいのであれば、パラダイムを変えなければなりません。

パラダイムシフトが行われると、今までと同じ刺激を与えられても、反応が激変します。

以下の物語は、パラダイムが変化する具体例です。(引用)

私が、教会の椅子に座り静かに祈りを捧げていると、幼い子供達とその母親が入ってきた。子供達は教会の中で、大きな声をあげながら遊んでいた。それにより静寂に包まれていた教会内の雰囲気は一変してしまった。

母親は、その子供達の振る舞いを注意することなく、天井を見上げて座ったままであった。私は、母親のその態度に激しい怒りを感じ、母親の前に立ちふさがり、静かな声でこう言った。

「自分の子供達が、神聖な教会の中で騒がしくしており、多くの人に迷惑をかけているのに、注意をせずにじっとしているのですか?」

すると、母親は我に帰ったように、私の方に顔を向けた。

「本当に申し訳ない。今、病院から出てきたばかりなのです」
「1時間程前に子供達の父親が亡くなったため、どうしたら良いか分からずに……」
「子供達も混乱しているみたいで、私を元気づけるために、明るく振舞っているようで……」

その瞬間、私の頭の中で何かが変わった。
私のパラダイムは一瞬にして転換された。
子供達と母親を見て感じていたことが、一瞬で変化した。

光景は何も変わっていない。しかし、彼女達を違う目で見ることになったから、違う感情を抱き、違う行動を引き起こした。全て一瞬の出来事である。
親子達への苛立ちは一瞬で消え失せた。

私は、既に怒りの感情は失っており、別の感情を抱き、別の行動をするようになっていた。

「ダンナさんが亡くなられたのですか。本当にお気の毒に……」

「私に何か力になれることはありますか?」

[出典:https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0908/25/news097.html]

スポンサードリンク

スポンサードリンク

-エッセイ

Copyright© 青樹謙慈|アオキケンヂ , 2019 All Rights Reserved.