【名言】Don’t think. feel/月をさす指(指月の譬)ブルース・リー

叡智

Don’t think. feel!
It’s like a finger pointing away to the moon.
Don’t concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory.

考えるな。感じるんだ。
それは、月を指し示す指のようなものだ。
指ばかりに気を取られていると、月そのものを見失ってしまう。

真理は、明るく輝く月に例えることができます。
言葉は、月を指し示す指に例えることができます。
指は月の位置を指すことはできますが、大事なのは指ではありません。
指にこだわっていては月を見ることはできません。
真理にたどり着くには指を越えてその先の月を見なければならないのです。

道を学ぶときに、世の人が学ぶのは書物である。
書物は言葉を載せているものに過ぎない。
一般に言葉は貴いものであると思われている。
言葉が貴ばれるのは、それに意があるからであって、意には何らかの指し示すものがある。
その意を指す「本質的なもの」というのは、言葉では伝わらない。
にもかかわらず、世の人々は書物や言葉で、本質が伝わるとでも思っている。
世の人がそれを貴ぼうとも、それは貴ぶべきものではない。
目で見えるのは物の形と色、耳で聞こえるのは物の名前と音だけだ。
悲しむべきことだな。人はそんなもので相手の心のうちまで理解できると思い込んでいる。
だから言うのだよ。知る者は言わず、言う者は知らず、と。
このことが、世の人に理解されないのだ。
[荘子 天道 第十三]

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